あれよあれよと知らぬ間にもう5月。桜ももうすっかり葉っぱが濃い緑となり、生い茂っています。
さて、近年注目されている石川県の山中温泉にある日本酒蔵「獅子の里」。以前より何度か口にさせていただいた事はありましたが、今回は真剣に唎かせていただく機会に恵まれました。
三タイプのお酒との出会い。

まずは活性純米吟醸「鮮」~sen~
飲用温度 約8度
うっすら淡雪のような白く霞んだこのお酒。まず開栓しグラスに注ぐ。やわらかくフレッシュな果実香。アルコールが13度と若干低く、ガス圧もかなり低め。(微炭酸)まず一口。ほのかにリンゴのような清楚な香り。この微炭酸が心地よくすいすいと飲めるタイプ。日本酒離れした西洋的なニュアンス。日本酒は本来料理との相性の懐は深い。このお酒はその一歩届かない洋食系日本料理(和風ビストロや串揚げなど)に抜群に合いそう。食後ならば、白桃のコンポートやいちじくの甲州煮などディジェスティフとしても威力を発揮するはず。

純米吟醸「旬」~syun~
飲用温度 10度からスタート
旬の食材に応じて七色に変化すると言われている究極食中酒。まずは10度くらいに冷やして。イソアミル系の穏やかな香り。冷えているせいかまだ若干かたい。特徴的な酸味をまとい、食事との相性がとても良さそう。早速平目、鰤のお造りと合わせる。さすがにドンピシャリ!いただいていくうちに温度が上昇。常温に近くなってきたころから味わい、香り共に変化。酸味が特徴的なので、タコ酢味噌をオーダー。少し柚子の香りがする酢味噌がこれまた相性抜群。

最後に純米大吟醸「愛山」~aiyama~
飲用温度10度から
高精白ではあるが穏やかな香りの印象。カプロン酸一辺倒の大吟醸とはかけ離れたニュアンス。愛山特有の柔らかくも貫禄ある味わい。体に染み込むように抵抗なく溶け込んでいくようなお酒。筍とワカメの炊き合わせ「若竹煮」と一緒に。特に私めの好きなハーブ「木の芽」がのっており心躍る。季節の食材との二人三脚が続く...。

その後も笹かれい一夜干し、う巻き、甘鯛西京焼きなどと温度を変え、酒器を変え、チロチロモードに突入!その後のお寿司はこれまた日本酒に合う合う♡
まだまだ未知数の北陸のお酒たち。出会っていないお酒は私でもまだまだあります。みなさんも色々と試してみてはいかが?面白いですよー。
*石川のお酒「獅子の里」は現在当店での取り扱いはありません。あしからず...。