はやしのブログ

今日の「書」。


「酒の濃(こまや)かなるは元(も)と多杯に在らず」


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  酒の本当のうまさは、杯を多く重ねることとは無関係である

  僅かでもよいから、ゆったりした思いで独り閑に飲むか

  あるいは、肚(はら)知りあった知己を迎えて心おきなく飲む場合に

  酒の味わいというものはいとど濃やかになり、心にしむものである。

  決して多く飲むのが良いのではなく、その必要もない。

  何事も数が多いのがよいとは限らない。


単に お酒をたしなむ方々を戒めるための言葉ではなく

「酒」の一字を他のものに置き換えると、含蓄豊かな座右の銘となります。


【公案】   不徹底に数多く公案を透過するより、僅かの公案でも徹底して
       痛快に透過することの方が禅では意味を成す。


【読書】   ある段階においては多読も必要であるが、読書の真の要訣はが
       良書を反復熟読し、その妙味をよく咀嚼し玩味すること大切。


【茶】    大寄せの茶会などに行くと、多くの茶席を慌ただしく駆けまわる人もいるが
       それでは、亭主のせっかくの濃やかな心入れが良く味わえない。


今日の「書」は、 私たちの最も身近である 「酒」 の喩えだった為、

いつもよりぐっと心にとまる言葉でした。

Jun.

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